【家族法の基本書等】 家事審判法に代わり、2011年に家事事件手続法が成立しました(平成二十三年五月二十五日法律第五十二号)。これから家事事件の手続きには本法が適用されることになります。略称は家事審判法が「家審○○条」だったのに対し、「家事○○条」みたいです
書評(民法)
民法の基本書(そのなな:同一著者)(追記:6月29日)
【同一著者】 一人の先生が一貫して書いた基本書で何か挙げろ、と言われたら…です。我妻民法シリーズもありますが、手に入りにくいのと基本に据えるのは難しいということで挙げてはいません(笑) 我妻・有泉コンメンタールを追記しました(6月29日)。内田貴『民法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
民法の基本書(そのご:担保物権法)
【担保物権の基本書】担保物権法はそんなにたくさんの本を読んでおりませんが…松井宏興『担保物権法』担保物権法 (民法講義 3)評価:★★★用法:通説確認のため。通読感想→担保物権法の基本書としては結構有名な本だと思います。担保物権法について、判例・通説を平易に解
民法の参考書(そのよんオマケ:債権法改正関連)
【オマケ:債権法改正関係の本】オマケです(笑)。現在内田貴法務省参与を筆頭に、有力な学者たちの手により進められている債権法改正について、軽く読める本です。内田貴『債権法の新時代 「債権法改正の基本方針」の概要』債権法の新時代―「債権法改正の基本方針」の概要
民法の基本書(そのさん:債権総論)
【債権総論の基本書】 債権総論はヘビーな基本書が多いですね…しっかり読んで理解することが大事です。学説に振り回されないことが大事だと思います。伊藤真『債権総論』債権総論 第3版 (伊藤真試験対策講座)評価:★★☆用法:基本確認感想→まずはこれで押さえましょう、
民法の基本書(そのに:債権各論)
お次は債権各論です。旧司法試験の過去問を解いていて思いましたが、結局契約法が一番出題されている気がします。そういう意味でも、大事な分野ですね。【債権各論(契約法・事務管理・不当利得・不法行為)の基本書】伊藤真『債権各論』債権各論 第3版 (伊藤真試験対策講座)
民法の基本書(そのいち:総則・物権)
民法は基本書が多くて目が回りますね…予備校本と基本書と上手く使い分けると良いと思います。京大系の先生方が良書を沢山お書きになっておられますね。僕は別に基本書を沢山買った方がいい、という思想ではないので、何らかの参考にしていただければなと思います。一応、全
我妻榮『法律における理窟と人情』
先日、我妻榮『法律における理窟と人情』を読み、今日は同じく我妻榮『債権総論(民法講義Ⅳ)』『債権各論上(民法講義Ⅴ1)』をパラ読みしました。我妻榮博士(余談ですが、法律系の人間は学者のことをよく「~先生」と呼びます。これは脈々と受け継がれている伝統のような
佐伯仁志・道垣内弘人『刑法と民法の対話』
前の日記で、ブックレビュー一冊目はビブリアだーとか言っておきながら、一冊目はこれです。図書館で借りて、はじめ3章だけ読んで時間無くなって返却しました(笑)刑法上の論点で民法とからむところを、それぞれの分野における第一人者である佐伯教授と道垣内教授が議論しあう