【その他参考書】

もっと深く学びたいことがあったときに、開くと思考が開ける(かもしれない)書籍群です。僕自身本当につまみ食いしかしていないので(これらを通読できたら凄いですが笑)、あくまでも紹介程度です。(と、保険をかけておきます(笑)。)
 『新基本法コンメンタール』第2版を追記しました。(4月6日)

平野龍一・松尾浩也 編『新実例刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』



新実例刑事訴訟法〈1〉捜査
新実例刑事訴訟法〈2〉公訴の提起及び公判
新実例刑事訴訟法〈3〉証拠・裁判・上訴

松尾浩也・岩瀬徹 編『実例刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』



実例刑事訴訟法〈1〉
実例刑事訴訟法〈2〉公訴の提起・公判
実例刑事訴訟法〈3〉証拠・裁判・上訴

一言:「司法修習生必携」らしいですが、受験生にも有用

感想
→刑法でも紹介しました。「実例」シリーズです。最近全面改訂され、『新実例刑事訴訟法』から『実例刑事訴訟法』になりました(笑)。執筆陣は現役の実務法曹であることは変わりません。

 改訂されて事例問題は長くなりましたが、事例問題を材料として、「問題の所在」「学説」「判例」「本問への当てはめ」という執筆方針は変わっていません。まず問題の所在を示し、それにまつわる学説判例を解説してから本問の解決に至る流れはやはりとてもわかりやすいです。

 論点解説については百選や争点、古江演習などで事足りるとは思いますが、それでも物足りない人は読んでみると刺激になると思います。





『増補 令状基本問題 上下』


令状基本問題〈下〉
増補 令状基本問題〈上〉
令状基本問題〈下〉

一言:捜査法について、実務の立場から

感想
→捜査分野については、本書にかなり良い論考がたくさん載っています。実例よりもこちらの方がいいかも。古いですが、立法解決されたものを除けば、議論は全く色あせていません。一歩先へ進みたい方は是非。実務よりの考えが載っています。



松尾浩也ほか『条解 刑事訴訟法』



条解刑事訴訟法

一言:とても分かりやすい解説

感想
→「実務家必携」らしいです。弘文堂から出版されている条解シリーズの刑事訴訟法。最近、第4版の追補が公開されました。→追補(PDF直リンク注意)

 条解シリーズは一冊で全範囲をカバーするコンメンタールとして有名ですが、なにより記述が簡潔で分かりやすいのが良いです。図書館で困ったときはとりあえず開いてみることが多いです。
 条文解釈の問題につき、どこまでが争いなく、どこで争いがあるのかが明示されているのが◎。とてもお高いので(2万円弱)、よく使う分野(317条~328条など)はコピーして手元に持っておくのも一つの手だと思います。





三井誠ほか『新基本法コンメンタール刑事訴訟法』[第2版]



新基本法コンメンタール 刑事訴訟法 第2版 (別冊法学セミナー no. 228)

一言:手に入りやすいコンメンタール

感想
→こちらも定評あるコンメンタール。「条解」が主として実務家を対象にしている印象なのに対し、日本評論社の新基本法コンメンタールは学生もメインターゲットにしている印象があります。実際、お値段もお手頃です(5千円程度)。

 条文についてそれぞれ趣旨を明示してあるのが◎。辞書がほしい方で、条解には手が出せない方は是非、こちらを購入されると良いと思います。
 頻繁に改訂されており、このようなところも良い配慮だと思います。